あらすじ

東京の下町の路地裏に佇む古物商『時洲堂』。若き女店主・時洲美波は、普段はあどけなくお人好しな少女だが、愛用の丸眼鏡を押し上げると、見落とされた小さな痕跡から真実を見つけ出す「探し物探偵」へとスイッチを切り替える。 彼女が請け負うのは、凄惨な事件ではなく、日常の中で迷子になったモノたちのルーツ探し。 悲しい事故の記憶と共に歪んでしまった金属、長崎の海辺で消えた一族のブローチ、密室のカウンターから忽然と姿を消したおひつ、本棚から消滅した卒業アルバム、そして、亡き妻との約束の品である銀のペーパーナイフ――。 美波は、モノに込められた持ち主の想いや、自然のルールが引き起こした不思議な現象を一つ一つ丁寧に紐解いていく。 不器用で温かい三枝夫婦に見守られながら、古いモノが語る沈黙の足跡に寄り添い、依頼人たちの心を優しく救い上げていく、心温まる日常ミステリー第3弾!

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カクヨム
カクヨム2026/07/04
  • 現在の作品『琥珀色の記憶をほどいて ―時洲美波と消えないぬくもり―』