あらすじ
産霊(ムスビ)。
それは万物の根源。無から有を生み出す万能の力。魂のエネルギー。
産霊を操る天術(てんじゅつ)は、人類を豊かにしたが、いらぬ諍いをも生み出した。
ありのままを受け容れ「善く生きる」、純然たるヒト。
病や欠損を補って「より良く生きる」ことを選んだメンシェ。
二つの考え方はぶつかり合い、やがて大きな戦争の火種となる。
その結果、太陽が落ち、世界は常闇となった。
…あれから、五十年。
今なお闇の中で生きる人々は、昏きを嘆き、光に祈る。
そして、己の冀(ねが)いに命をかける者達は、安住の地を捨て、外界へと旅立つ。
どこにあるのかも分からない場所。
真実の冀いを叶えるという、聖地を目指して。