あらすじ
東京湾岸区。
企業と行政が都市を管理し、人間、亜人、妖怪が共に暮らす近未来。
だが、登録から外れた者は、「存在しないもの」として扱われる。
そんな「帳の外」に落ちた依頼を引き受ける裏稼業――帳外屋。
元企業回収員の久我ミナトは、鎌鼬の傭兵・伊吹サエとともに、警察にも企業にも頼れない事件を扱っている。
家から出られない座敷童子。記録から消された河童。地図にない道路。夜勤だけが危険になるオーク。広告として生きるエルフ。地下都市を守るドワーフ。
都市は、人を便利に管理する。
だが、その便利さからこぼれ落ちた者たちは、確かにそこで行きていた。
これは、人間、亜人、妖怪が共に暮らすサイバーパンク東京を舞台に、「存在を消された者たち」と、それを追う帳外屋たちを描く物語。
――まだ、ここにいる。