あらすじ

地震、津波のあと、鉄道を中心としたインフラ企業・ベイローレルには、戻らない社長の名前だけが残った。 誰かの机が空いたままでも、書類は届く。 名越一馬は、止まった決裁を動かすため、社長決裁の代行を引き受ける。 けれど、会社に必要だったのは、ただ誰かが判を押すことではなかった。 決裁を待つ紙があり、止められない現場があり、説明を求める人たちがいる。 水本鏡花は、誰かの代役になることを拒みながら、混乱した会社に線を引いていく。 どこまでが会社の責任か。 何を説明し、何を残し、何を諦めるのか。 悲しむ順番さえ決められないまま、残された者たちは今日の仕事へ押し出されていく。

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カクヨム
カクヨム2026/07/04
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