あらすじ
世界に溢れたモンスターと戦い続ける歴史の中、一人の男が呟いた。
「これ、食えるんじゃね?」
いつの時代も食の探求心とは凄いもので、今まで戦って来た化け物は皆食べる対象に変わってしまった。
これによって、人類側も進化を始めた。
人によっては異常な程身体能力が向上し、これまで兵器や魔法で戦っていた人類は、もっと手軽で簡単な方向へと進んでしまう。
その手に武器を掴み、馬鹿デカイ獲物に飛び掛かる。
まさに原始的、知性の欠片も無い野性的な狩り。
だがコレが一番早い、大型兵器や魔法で殲滅するより素材も活かせる。
更には、食べる部分がちゃんと手に入る。
そんな彼等は、モンスターを狩るモンスターへと進化した。
こういった野蛮人、もとい肉体の進化個体は皆から『狩人』として呼ばれる様になった。
そして狩人達は、今日もお仕事としてモンスターを討伐する。
自分達より何倍も大きな化け物に対して、こちらもデカい得物を担いで突撃する。
これが日常化してくれば、当然モンスターは世界的な驚異ではなく、日常に被害を出す害獣程度……どころか、食料と見られる事もしばしば。
時代が移り、どんどんと狩人達も世代交代していく中。
一人の田舎者が、大都市『ロンタルタ』へとやって来た。
「ここで大物になる!」
そう宣言するお調子者は、田舎で教わった技術を存分に披露しながらも。
この街で、新人狩人としての新生活を始めるのであった。