あらすじ

人類が悪魔との接触を果たして以降、魔術師は悪魔と契約を交わし、数々の願いを叶えてきた。 支払われなかった契約の代償は血統に刻まれた”呪い”として子々孫々受け継がれる。 呪いが発現した者の選択肢は2つ。 精算を受け入れるか、気まぐれな悪魔の「ゲーム」に勝ち、当代限りの猶予を得るか。 呪いが受け継がれる魔術師一族である18歳のソフィアは、親族の身代りに精算ゲームへ送り込まれる。 そこで彼女は、1人の悪魔に己を捧げ、契約を交わす。契約の代償として悪魔の世界ーーいわるゆる”魔界”で従僕となり、7年を過ごす事になる。 主人となった悪魔から魔術を学び、命懸けの戦いを繰り返し、過酷な日々を生き延びるソフィア。 しかし、二十五歳のある日、ある思惑によって記憶を奪われ人間界へ捨てられてしまう。 警察に保護され、新しい家族に巡り合い、ようやく穏やかな日々を手にしたかに思えた。 しかし、その平穏は長くは続かない。 各地で相次ぐ不可解な事件。 怪しい学者や悪魔崇拝者達の動き。 やがて人間は悪魔との全面戦争へと突入していく。 一方、ソフィアを失った悪魔は、記憶をなくした彼女と偶然の再会を果たす。 主人であるはずの自分を恐れるソフィア。 本来なら悪魔にとって最高の嗜好品であるはずの”負の感情”が、なぜか彼女のものだけは耐え難く不快だった。 その理由も、自らの感情の正体も理解できないまま、悪魔は本能のように彼女を求め続ける。 人間、悪魔、それぞれの思惑が交錯する中、やがて世界の終焉が迫る。 その時、「レリック」と呼ばれる世界を救う伝承と、その真実が明らかになっていく。 これは、最後の魔術師が世界の終わりに立ち向かう物語。 そして、1人の悪魔がある感情の名前を知るまでの物語。

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小説を読もう2026/07/04
  • 現在の作品最後の魔術師