あらすじ
1974年8月9日、「野球の日」に生まれた山下直人。
少年時代はプロ野球選手を夢見ていたが、投げすぎで左肘を壊し、中学2年で野球を諦めた。それから大型トラック運転手として堅実に働き、迎えた51歳の誕生日。休憩中に遊んでいた野球ゲームの画面へ、見覚えのない選択肢が現れる。
《野球人生を最初からやり直しますか?》
「はい」を選んだ直人が目を覚ますと、そこは1984年。身体は小学4年生、9歳の自分へ戻っていた。
引き継いだのは、51年分の記憶と経験。そして球速175km/h、投打の能力すべてS100へ成長できる、ゲーム内最強選手の素質だった。
ただし、9歳の身体で怪物の力は使えない。焦れば、最初の人生と同じように左肘を壊してしまう。
直人は昭和の根性論から自分の身体を守りながら、地元のリトルリーグへ入団する。中学ではシニアリーグで硬式野球を続け、投手としても打者としても全国へ名を広げていく。
やがて複数の強豪高校から野球推薦を受け、甲子園、阪神、そして大リーグへ。
今度こそ、夢を途中で終わらせない。
これは51歳の元球児が野球人生をやり直し、日本人初の大リーグ二刀流となる物語。