あらすじ
神崎悠真は、宇宙の外側に何があるのかを考え続けていた元物理学生だった。
死後、魂の管理者から別世界への転生を告げられた彼は、勇者として魔王を討つことではなく、魔法という未知の法則を研究することを選ぶ。
召喚先の王城で国王から使命を告げられた悠真が最初に尋ねたのは、魔王の居場所ではなかった。
「この魔法陣、分解して調べてもいいですか?」
魔法、魂、召喚、神、世界の境界。
役割ではなく名前を。使命ではなく自由意思を。召喚ではなく帰還路を。
これは勇者の物語ではない。
世界を救う前に、世界の仕組みを疑う一人の研究者が、やがて世界の外側へ至る門を作る物語。