あらすじ
地球には弱点がある――それは月だ。
ある日、月の質量が徐々に減少し始め、潮汐は乱れ、気候は崩壊し、人類は滅亡の淵へ追い込まれる。
調査の末、月内部に存在する“何か”が地球環境の耐久試験を行っていることが判明する。
人類は月へ向かい、その存在と接触。拒絶されながらも、月を自ら修復することで「ただ生き延びるだけの種ではない」と証明し、ついに実験の停止を引き出す。
傷だらけの月が再び空に残るとき、人類は初めて理解する。
守られていたのは月ではなく――守ろうとする意志こそが、文明を存続させるのだと。