あらすじ
23世紀――瀬戸内海に浮かぶ巨大浮遊都市「クロノシティ」。
この時代、人々の中に突如として「特異(シンギュラリティ)」と呼ばれる不思議な能力が現れ始めた。その力は生活を便利にする一方で、能力を制御できない若者による事件や事故が世界中で相次ぎ、大きな社会問題となっていた。
さらに、時空技術の発展で歴史を改変しようとする時空犯罪者も暗躍。時空警察や警察庁は、凶悪化する時空犯罪や特異事件への対応に追われていた。
そんな未来で設立されたのが、未来の探偵、警察官、弁護士、検察官、そして時空警察のエリートを育成する国立高校「ミスティック学園」。
厳しい試験を突破した生徒たちは、推理、法律、時空犯罪捜査を学びながら「探偵騎士団」と呼ばれる部活で実際の事件解決に挑んでいく。
主人公・霧島沙羅は、1888年のロンドンで母を失い、時空警察官・神崎時雨に救われて23世紀へ渡った少女。
しかし9歳の時、いじめを受けた末に特異が暴走し、クラスメイトを負傷させてしまう。その出来事から特異更生施設へ送られた沙羅は、自らを「犯罪者」だと思い込み、深い罪悪感を抱えながら生きていた。
それでも、沙羅は探偵になる夢を抱き、ミスティック学園へ入学する。
学園で仲間と出会い、数々の難事件を解決しながら成長していく沙羅。やがて彼女は、母を殺した真犯人、そして時空を、世界を揺るがす巨大な陰謀へとたどり着く。
これは、過去と未来をつなぐ謎に挑む少年少女たちの物語。
――自分を「犯罪者」だと思い込んでいた少女が、やがて人々を救う名探偵へと成長していく学園ミステリーである。