あらすじ
若手俳優・相沢恒一(あいざわ こういち)は、誰もが認める演技力を持ちながらも、大きな秘密を抱えていた。
――彼は耳が聞こえない。
幼い頃から聴覚障害を持つ恒一は、読唇術や観察力を駆使しながら、聞こえるふりをして芸能界で生きてきた。しかし、セリフのタイミングや発声には限界があり、いつ秘密がバレるか分からない不安を抱え続けていた。
そんなある日、恒一は腹話術俳優・霧島蓮と出会う。
蓮は演技こそ苦手だが、人の心を動かす美しい声を持つ俳優だった。さらに、相棒の腹話術人形「ルーク」と共に独特の世界観を作り出していた。
演技の天才と、声の天才。
正反対の二人は互いの欠点を補い合いながら、俳優として成長していく。
やがて映画『沈黙の証明』で大成功を収めるが、週刊誌によって恒一が聾学校出身である証拠が暴露されてしまう。
夢を守るため隠し続けた秘密。
支えてくれた相棒。
自分を信じてくれた仲間たち。
そして、自分の演技を愛してくれたファン。
これは、「声」と「想い」をテーマに、聞こえない俳優と腹話術俳優の絆を描く感動のバディ・ヒューマンドラマ。
声がなくても、
想いは届く。