あらすじ
「――世界を滅ぼしてもいい。だが、泣くな。お前は笑って、俺の隣にいてくれ」
魔王を倒した英雄・ヴァルドールは、守っていた者たちに裏切られ命を落とした。
そんな彼を禁術で蘇らせたのは、千年間ずっとヴァルドールを愛し続けたアイリ。
その代償として彼女は不老不死となり、ヴァルドールを殺した世界を憎み続けていた。
生き返った代償として記憶を失ったヴァルドールと、千年分の愛と憎しみを抱えたアイリ。
世界が二人を敵と呼ぼうとも構わない。
――彼女が泣くくらいなら、世界など滅んでもいい――。
これは、世界を敵に回した二人が、自分たちだけの幸せを探す物語。