あらすじ
高校教師・大沢茉侑の日常は、一通の白い封筒から静かに揺らぎはじめる。
差出人のない手紙。誰かに見られているような違和感。近すぎる同僚の視線。
それでも茉侑は、いつも通り教壇に立ち、言葉を教え、生徒たちの前で笑っていた。
けれど、彼女の周囲では少しずつ、普通ではない気配が濃くなっていく。
夜の街で感じた視線。
スマホに残された知らない写真。
そして、朝の新宿駅で茉侑の肘を掴んだ、黒いコートの男。
「じゃあ、先生。良い一日を」
名乗っていないはずの彼は、なぜ茉侑を“先生”と呼んだのか。
女子生徒死亡事件、封じられた声、黒い校庭に残されたもの。
普通の教師だった茉侑は、元捜査一課の探偵・桜井潤との出会いをきっかけに、二度と戻れない境界線へ足を踏み入れていく。
女性主人公サスペンス『AMAZONESS』第一事件、開幕。