あらすじ
人生は、失敗ばかりだった。
試薬を間違える。テストで勘違いする。肝心なところで転ぶ。自分の何もかも格好悪い。
薬学部に通う主人公、春人は、自他ともに認める「失敗の天才」だった。
そんな彼の前に現れたのは、いつも穏やかに笑う同級生・結衣。
何度失敗しても、「またやっちゃったね」と笑ってくれる彼女に惹かれ、春人は人生で初めて、本気の恋を知る。
すれ違い、挫折、国家試験の失敗、遠回りの日々。
それでも二人は、一歩ずつ未来へ進んでいく。
これは、真反対な二人が積み重ねた、少し笑えて、ときどき泣ける恋の物語。
――恥の多い人生だった。
だけど、その恥を誰かと笑い合えるなら、人生はきっと悪くない。