あらすじ
夜空に出逢える時計台。
時計台に住み込みで働くロレンアーヌ。
ロレンアーヌは昼間も星の光を見つけて暮らす、寡黙な時計修理士。
時計台の工房で持ち込まれた壊れた時計を直している。
指先に集中して一つ一つ大切に直すと、カチ、カチ、カチ・・。
「わーい、時計が生き返りましたよー!」
ロレンアーヌの修理は時計にもう一度、大切な物に魂を宿す。
だからかもしれない。
ロレンアーヌがいる工房には古くから夜空が見える。星の光が雫になってポタリと工房に一滴だけ降ってくる。
ロレンアーヌが真夜中に時計を修理していると、星の寝息が今夜も聞こえる。
星の光がまどろみの中で寝息をたてる。
ずっと時計台に住んでいる、時の精霊スワーラがロレアーヌにたずねる。
「ロレンアーヌは夜空にあいさつをしないの?」
「どうやって、誰にあいさつするのですか?」
「私に乗っていけば大丈夫よ?」
その夜から夜空が輝く時にロレアーヌは輝くスワーラに乗って飛んで行った━━━━━。
ロレンアーヌは数々の続きに出逢って行く・・。