あらすじ
勇者でも、剣聖でもない。俺が目指すのは――世界を熱狂させる「ファンタジスタ」だ。
高校二年生・レオは、サッカーとフリースタイルフットボールをこよなく愛する少年。ある日突然、ポンコツだけど憎めない女神アクエリアに導かれ、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。しかし、授かったのは最強の剣でも禁断の魔法でもなく、愛用のサッカーボールだけだった。
辿り着いた先は、世界中から英雄候補三百名だけが集められる英雄育成機関《ヴァルハラ》。そこには勝利だけを信じる天才剣士アルト、ブラックホール魔法だけを極めようとする重力魔導士ノア、そして「英雄とは異常者である」と語る狂気の教導官・九鬼玲司が待ち受けていた。
本来なら召集されるはずのないレオ。しかし九鬼は、履歴書には記されていない“人を惹きつける才能”を見抜き、特例として入学を認める。
剣で勝利を掴むアルト。重力で世界の理を探究するノア。そしてボール一つで人々の心を繋ぎ、戦場さえも競技場へ変えてしまうレオ。
三人が目指す道は違う。それでも辿り着こうとする頂は同じ――「英雄」。
伝説の英雄アレスの真実、ヴァルハラに秘められた目的、そして世界を揺るがす戦いの中で、レオは自分だけのプレーで奇跡を起こしていく。
これは、勝利だけでは終わらない。世界を魅了し、熱狂させる英雄ファンタジスタの物語。