あらすじ
百年戦争がようやく終結し、復興の兆しが見え始めた西ニレジア大陸。
南方の大国『ペルウィス』を歩くひとりの男。
黒衣に身を包み、黒笠を被って黒鞘の剣を佩いた黒尽くしの男、名はカトラス・カステリウス。
人斬り稼業を謳い、幟を背負って積極的に宣伝しているものの、誰も相手にしてくれず常に空きっ腹を抱えている哀れな男である。
ある日、ゴブリンの集団に襲われていた商人を助けようとして、ふたり連れの女旅人と出会う。
その晩、カトラスを訪ねてきたふたりは驚くべき出自を明かした。
亡国の姫にして魔を狩る寒雷の殲士、ストレア・クローシェ。
姫の従者にして良き友人たる満天の女騎士、エマネラ・リュゼノー。
ふたりは祖国滅亡のきっかけを作った『破滅の勇者』を討つべく旅をしていた。
カトラスもまた勇者であると感じ取ったストレアが、破滅の勇者の情報を聞き出そうとしたが、カトラスは何も知らなかった。
祖国の仇を求めて先の見えない旅をゆくふたりに興味を抱いたカトラスは同道することに。
ところが旅の仲間を得た途端、行く先々でトラブルに見舞われるようになる。
悪領主の刺客に狙われたり、潰れかけたホテルを立て直したり、老人だらけの山賊一味に誘われたりと奇天烈なイベントが盛りだくさん。
仇を追いつつもどこかのほほんとした三人衆が繰り広げる、笑いあり涙ありの痛快殺戮物語。