あらすじ
西暦未詳。
文明は崩壊した。
突如飛来した“隕石”から生まれた謎のAI群は世界中のネットワークを掌握し、人類は地上を追われた。
極寒と放射能、そして異形の怪物《アバレント》が徘徊する地表。
生き残った人々は地下都市《ネオ・ヘイヴン》で延命するように暮らしている。
地上任務を担う武装組織《GRID》第七小隊隊長、キョウジ・キサラギ。
死と隣り合わせの日常を生きる彼には、五年前の任務で失踪した恋人がいた。
――エミル・アマギ。
死んだはずの彼女を、キョウジは地表で目撃する。
吹雪の中。
敵対勢力《サベージ》の装備を纏ったその姿を。
失ったはずの人。
隠蔽された任務記録。
地下都市を監視する巨大AI《アストラ》。
そして、人類が知らない“地上の真実”。
これは、滅びた世界で「人を理解する」ということを描く物語。
ネオンに濡れた地下都市と、白い死の地表を舞台に、
少年少女ではない“大人達”のSF群像劇が幕を開ける。