あらすじ

ローゼンベルク侯爵家の令嬢エルネスタは、その整った容姿と冷徹な目元から「氷の令嬢」と恐れられていた。しかしその中身は、前世で売れない三流女優だった記憶を持つ、超・現実主義な転生者。彼女の密かな野望は、「一刻も早くめんどくさい婚約(第一王子)を解消し、田舎の領地で猫カフェを開いてスローライフを送る」ことだった。 そんな彼女に、待ちに待ったビッグチャンスが訪れる。卒業パーティーの席上、第一王子ジェラルドから突きつけられた、身に覚えのない罪状による「婚約破棄」の宣告! 内心で「よっしゃ来た!」とガッツポーズを決めたエルネスタだったが、前世の女優魂が災いし、舞台を美しく降りるためだけの「渾身の泣き真似」を披露してしまう。 しかし、彼女は知らなかった。自分が、触れた者の感情を書き換える大陸史上最悪のユニークスキル《共感増幅(エンパシー)》の保持者であることを。 計算し尽くされた彼女の一粒の涙は、スキルによって「エルネスタは悲劇のヒロインであり、王子は極悪非道である」という強烈な勘違いを周囲に植え付け、国家規模の世論大炎上を引き起こしてしまう。 ざまぁする気はゼロなのに、泣けば泣くほど元婚約者が社会的に破滅していく異様な状況に、エルネスタは「早く帰らせて……」と頭を抱える。 そんな彼女の前に現れたのは、大陸最高の《嘘発見魔術師》にして隣国の第三王子、オルフェウス。 唯一彼女の「泣き真似(本音:めんどくさい)」を見抜いた彼は、その雑な演技とズレた野望に一目惚れし、彼女の猫カフェ計画を阻む最大の障壁(理解のある婚約者)として外堀を埋め始め――!? 演技派(?)な勘違い令嬢と、すべてをお見通しな溺愛王子の、すれ違いまくり国崩しラブコメディ、開幕!

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小説を読もう2026/07/03
  • 現在の作品婚約破棄された悪役令嬢ですが、『泣き真似』を極めすぎて王国中が私に同情し始めたのでもう帰りたいです