あらすじ

2027年秋、台湾海峡。経済崩壊と権力闘争に追い詰められた北京は、台湾周辺十二海里を「軍事演習区域」と宣言した。これは事実上の海上封鎖であった。 海上自衛隊潜水艦「せきりゅう」館長・桐島修一郎は、宮古海峡で中国の戦略原潜を補足する。米原潜、正体不明の艦影ーーー 狭い海峡に三隻が息をひそめる。 日本のROEは先制攻撃を許さない。だが魚雷は、すでに放たれていた。 台湾、フィリピン、マレーシア、インドネシア、アメリカ ーーー誰もが経済的恩恵と軍事的脅威の間で板挟みになる。核の瀬戸際で、誰が引き金を引くのか。引かないのか。 手に汗にぎる、静かで見えない戦争は、海中だけで起きているのではない。

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カクヨム2026/07/03
  • 現在の作品深淵の牙 - 台湾海峡海中戦争 -