あらすじ
太平洋に浮かぶ人工島エリュシオン。
そこには、世界中から特殊能力者を集め、教育と研究を行う国連直属の学園都市EDENがある。
テレポート、テレパシー、パイロキネシス、サイコメトリー、時間干渉。
あらゆる異能力者が集うイザナギ高校で、神代律は生徒会長を務めていた。
だが、律には一つだけ問題がある。
自分の能力を、本人だけが知らない。
七歳の鑑定で、律は世界に十三人しかいないレベル11能力者と判定された。
しかし、その能力は国家機密。本人にすら開示されない。
周囲からは最強と恐れられながら、本人は能力を一度も使ったことがない。
そんな律の周りには、なぜか優秀すぎる生徒会メンバーが集まっていた。
テレパシーとテレポートを操る副会長・姫川冬子。
電流操作で電子戦を制する一年・岩倉柊。
炎を操る明るい書記・蛭田千夏。
幸運を司る乙女・加藤ゆみ。
そして、国連推薦の謎多き転校生・エレナ。
麻雀、ランキング戦、期末テスト。
平和な学園生活の裏で、生徒会メンバーにはある任務が課されていた。
神代律を守ること。
そして、神として覚醒させないこと。
やがて律は知る。
自分の能力名は『世界』。
自分自身が、この世界そのものなのだと。
神を孤独から救うため、第二の神になろうとするルシファー。
神の覚醒を恐れ、人類を守ろうとする国連。
神の孤独へ運命の扉を開く、予言されし乙女。
これは、能力を知らない少年が、仲間と共に「神様とかくれんぼ」を終わらせる物語。
そして、世界そのものになってしまう少年を、誰も一人にしないための物語。