あらすじ
「ごきげんよう」
私の目の前でそう言い残し、悪役令嬢ロスティ・メモワールは自身の記憶を宝石にして夜空に放つ。
舞踏会の夜だった。罪の告発を受けた彼女の行動を誰も止める事が出来なかった。
私の悪役令嬢は記憶を失った。でも、ロスティ・メモワールの罪は消えていない。このままでは彼女は死刑に成ってしまう。
彼女を救えるとしたら、方法はただ一つ。空へと消えた記憶の宝石「追憶石」を見つけ出し、悪役令嬢に起きた真実を辿るしかない。
期限は裁判までの三十三日間。
私、フィリア・オブリビオンはその全てを賭して、ロスティ・メモワールを救うのだ。