あらすじ

アパートの隣に住むクラスメイトの美少女、恋瀬ほたるには不思議な力がある。 『サキュバス』の力。自分に向けられる他人の好意をエネルギーにできる特性。 その副作用のようなものとして、彼女は他人の好意が分かる。その想いが強い恋心だった場合は、心の声まで聴こえるようになるらしい。 そう、たとえば── 「見たいの? すけべ。でも素直になれたご褒美にちょっとだけ見せてあげよっかー?」 (……別に、大好きな君にならいいんだけどな) こんな感じで。 「…………いや、なんで俺が聴こえてんの? 逆じゃない?」 彼女の特性には、一つの落とし穴があった。 他人の好意が分かり、恋心が聴こえる代償として── ──自身が恋している相手には、逆に自分の恋心が伝わってしまう、という罠が。 ほたるは、その特性の落とし穴をまだ自覚していない。 その上で彼女は自身の恋心を隠せているつもりで、こっちをからかって主導権を取ろうとしてくる。結果…… 「もー、朝は弱いんだね。ねぼすけさんめ!」 (……じゃあ、うっかりちゅーしてもバレないかな?) 「わたしに見惚れちゃった? 素直に言ってもいいよ、ほらほらー」 (本当に見惚れてくれたら嬉しいな。……きみに見てほしくて、いっぱい頑張ったし) 態度や言葉は、からかい好きで主導権取りたがりで、実際に取れているつもり。 でも内心はすごく甘々で、しかもそれがこっちに全部筒抜けなことに本人は無自覚で。 そんな彼女に色んな意味で振り回され、普段の恋のアプローチだけじゃなくて、夢に向かって真っ直ぐな姿勢にも感化されて。 いつの間にか、こっちも魅了されてしまう。そんなお話。

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カクヨム
カクヨム2026/07/03
  • 現在の作品となりに住んでるサキュバス女子の、心の恋が聴こえてくる。