あらすじ

好きだなんて言ったら、全部が壊れる気がした。 佐伯凛花と水嶋遥は、幼なじみで、ライバルで、ずっと隣にいた相手だった。 小さな頃から何でも勝負にしてきた二人は、中学で水泳部に入り、同じプールで泳ぎ続ける。 凛花は努力型。 遥は感覚型。 凛花がどれだけ追いかけても、遥はいつもほんの少し先にいる。 〇・八六秒。 〇・四二秒。 〇・二一秒。 そして、〇・〇三秒。 縮まっていく距離。 近づくほど苦しくなる想い。 遥に勝ちたい。 遥に見てほしい。 遥の隣にいたい。 ただ、その気持ちに「好き」と名前をつけた瞬間、二人の関係は変わってしまう。 だから凛花は、恋の代わりに勝負を選ぶ。 これは、好きと言えない少女が、最後の夏に水面の向こうへ手を伸ばす、幼なじみライバル百合。

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カクヨム
カクヨム2026/07/03
  • 現在の作品水面の向こうに、君がいる