あらすじ
かつて人間が支配していた大地は、異形の怪物が跋扈(ばっこ)する「死の領域」へと変貌した。
怪物の内側に宿る「核(コア)」を武器に加工し、命を繋ぐこの世界で、最強の武力を誇る組織があった。
民を守るため、最強の女局長・近藤が率いるその組織に、一人の少年が門を叩く。彼には、相手の死角と未来を見通す「瞳」という特異な力があった。
富士の頂に鎮座する古の竜との死闘、国家を支配する軍の非道な陰謀、そして仲間の死と自身の肉体を代償にした凄惨な結末。
数多の死線を越え、信頼という名の「絆」で結ばれた彼らは、やがて日本を支配する最高権力者・総統の隠された真実へと辿り着く。
富士山の地下深くに隠された巨大要塞。そこで待ち受けるのは、人為的に生み出された二体の竜という絶望的な戦力だった。
「生きて帰って、酒盛りだ!」
幾千の血が流れ、愛する者の腕が失われようとも、彼らは笑う。
最強の女局長の紅蓮の炎と、未来を射抜く少年の紅い太刀が、腐敗した世界の理(ことわり)を切り裂く。
これは、絶望の淵で結ばれた絆が、果てなき戦いの先にある「夜明け」を掴み取るまでの、壮絶な戦記である。