あらすじ

「またお前が諸悪の根源か」──婚約破棄の断罪劇で、婚約者殿下が指さしたのは令嬢ではなく、傍らに控える侍女のセレナだった。 七年間、令嬢レティシアの失敗もわがままも、すべて自分のせいだと庇い続けてきたセレナ。だが今夜、当のレティシアはセレナを差し出して自分だけ逃げようとする。 (ああ、そうか。庇う価値なんて、最初からなかったんだ) 静まり返った糾弾の間で、セレナは初めて口を開いた。 「では、証拠をお見せします」 外した白手袋の下から現れたのは、没落した名門文官家の証――失われたはずの鑑定紋章だった。 嘘は暴かれ、令嬢は真っ青に。積み上げた七年分の我慢が、ようやく音を立てて弾けた瞬間だった。 けれど本当の衝撃は、その後にやってくる。 誰も開けていないはずの扉の向こうから、聞き覚えのない声が、彼女の「本当の名前」を呼んだ――。

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小説を読もう2026/07/03
  • 現在の作品婚約破棄の断罪劇、なぜか濡れ衣は侍女の私に。もう黙ってあげません ~お嬢様、次はご自分の番ですよ~