あらすじ
気品は満点、距離感は赤点。
――今日も伯爵子息のツッコミは追いつかない!
伯爵家の長男、アルフレッド・シェルザートは、ある日突然、公爵令嬢アマリリス・フルーラとの婚約を告げられる。
王子との縁談さえ断ってまで、自分を婚約者に指名したという令嬢。
どれほど気高く、近寄りがたい人物なのかと思っていたら――
「アル♪」
……近い。
とにかく近い。
半歩どころか、気づけば腕が触れそうな距離。
名前を呼ばれただけで満面の笑み。
褒められれば涙目。
少し不安になれば「小声版です……」と泣きそうになり、婚約者の理性とツッコミは毎日限界寸前!
けれど、そんな天然で泣き虫な彼女は、誰よりも優しく、誰かの涙に気づける少女だった。
支えられた経験を胸に、今度は自分が誰かを支えたい。
そんなまっすぐな想いに触れるたび、アルフレッドは今日も思う。
「……可愛いんだけど! 近いんだよ!!」
個性豊かな家族や友人たちに囲まれながら、少しずつ距離を縮めていく二人。
笑って、悶えて、ときどきほろり。
天然すぎる公爵令嬢とツッコミ担当伯爵子息が織りなす、糖度高めの婚約ラブコメ、開幕!