あらすじ

深夜二時、ASMR配信が今夜も始まる。囁き、紙をめくる音、衣擦れ——眠れない誰かの右耳に、私はそっと音を置いていく。 けれどある夜から、私のモニターにだけ、配信に乗らない“呼吸”が混じり始めた。視聴者には聞こえない。録音にも残らない。なのにそれは、毎晩ひとつ、近づいてくる。 呼吸、衣擦れ、足音、そして——私の名前を呼ぶ囁き。同じ部屋で配信していた“前の人”は、配信中に消えたという。 最後まで聞いた人が、次に呼ばれる。 ……ねえ。いま、ヘッドホン、していませんか? 【夏のホラー2026 参加作/テーマ「音」】

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/03
  • 現在の作品深夜ASMR配信、私のマイクだけが“誰かの呼吸”を拾っている