あらすじ
世界は一度滅びた。
長い時を経て再生した世界では、
人々は魔法を当たり前の力として扱い、
十五歳になると世界最高峰の教育機関
《セレスティア魔法学園》へ入学する。
入学式では魔導知能AI《ORIGIN》が
魔力・適性・潜在能力を解析し、
生徒を五つのクラスへ振り分ける。
ソル、ルナ、テラ、エンバー、ブルーム。
クラスは実力を示す証であり、
制服の色やデザインもそれぞれ異なる。
学園内には自然とカーストが形成され、
誰もがORIGINの判定を絶対だと信じていた。
——その日までは。
一人の新入生へ、ORIGINは史上初めて《ERROR》を表示する。
《Classification Impossible(判定不能)》
五つのクラスに属さない存在《アノマリー》。
漆黒の特別制服と透明な学園章だけを与えられたその存在は、AIですら未来を導き出せなかった唯一の観測対象。
誰も知らない。
その”判定不能”が、世界の運命を大きく変えることを——。