あらすじ
北方の太守だった父の失脚と死により、後宮から追放されることとなった林翠蘭。父のためにと後宮入りしたものの、皇帝からは三年間一度も呼び出されることなく失意の中、後宮から去ることになる。
故郷へ帰る途中、翠蘭の乗った馬車は錦の黄旗を持った一団に取り囲まれる。現れたのは、皇二子壁西親王の薛仁洪だった。
「時間が惜しい。単刀直入に言うぞ、俺のところへ来い」
そう言われて頷けるわけがないものの、翠蘭は断ることもできなかった。
※pixivで旧題「後宮から追放されたら親王に見初められて愛妾になりましたが。」として掲載しています。