あらすじ
公爵令嬢セレフィナは、毒を舐め分ける異能と前世の法医知識を持つせいで、社交界から毒喰い令嬢と恐れられていた。
そんな彼女は卒業記念夜会で、婚約者の王太子エドガーから「聖女ミレイユに嫉妬して毒を盛った悪女」と断罪され、公開で婚約破棄されてしまう。
――だが、セレフィナはたった一つの矛盾に気づく。
王太子を殺すはずだった本物の毒は、ワインではなく、聖女の唇に塗られていたのだ。
その場で真相を暴き、王家の面目を潰した代償に国を追われかけた彼女へ、隣国の冷酷皇帝ルシアスが手を差し伸べる。
「ようやく自由になったな。次は私の番だ」
今さら復縁を迫る元婚約者。
壊れていく聖女。
そして、隠そうともしない皇帝の独占欲。
毒と論理で断罪をねじ伏せる、ざまぁ×溺愛×宮廷サスペンス。