あらすじ
卒業夜会で王太子から婚約破棄され、さらに毒殺未遂の悪役令嬢として断罪される――その筋書きは、すでに王都中へ流れていた。
だが、公爵令嬢ルクレツィアは少しも慌てない。なぜなら彼女は、誰が嘘を広め、誰が証拠を燃やし、誰が証人を消そうとしたのか、すべて見抜いているから。
そして彼女のそばには、お嬢様を侮辱する者を決して許さない侍女ロザリエがいる。武器は黒い日傘。防具はエプロンドレス。必殺技は完璧な給仕動作。
断罪の壇上で始まるのは、可哀想な令嬢の転落劇ではない。
優雅な公爵令嬢が論理で罠を張り、忠義過剰な侍女が礼儀正しく盤面を制圧する、主従バディ型ざまぁファンタジー。