あらすじ
カツ、カツ、カツ。
ドアの外マンションの通路に響く靴の音。
カツ、カツ、カツ。
カツ、カツ、カツ。
カツ、カツ。
規則正しく近づいてきた足音はドアの外で止まった。
ーー静寂。
足音の主はそこから動こうとしない。
「誰かいるの?」
しかしドアの外からはなんの反応もない。
「誰っ!?」
少し強めの声を出すが反応はない。
恐る恐るドアに手を着ける。
手を通じて振動がドアに伝わるのではないかと思えるほどに、心臓は張り裂けんばかりに脈打っているのに、指先からは血の気が引いて真っ白になっている。
ゆっくりと顔をドアに近づけスコープを覗き込んだ。
その円筒の中に映っていたのはーー
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