あらすじ

お酒を飲むと、首から花が咲く。その花は銃さえ弾く、異形の力ーー。 1921年、禁酒法に揺れるアメリカの港町ストームヘイブン。 潰れかけの雑貨屋を継いだ少女ガートルードは、借金とギャングのみかじめ料に追い詰められていた。祖父が遺したレシピで密造酒を造り、売って、成り上がる。彼女はそう決意する。 一方、戦争帰りの青年ルアンは、酒浸りの浮浪者だった。酒を飲むと首から花が咲き、銃弾さえ弾く異形の力「ガヴラ」。その力を持ちながら、彼は壊れた心を抱え、ただ死ぬように生きていた。 ガートルードが恵んだ一杯の酒が、ふたりの運命を結びつける。 仲間を得て、密造酒ビジネスは動き出す。やがてガートルード自身も、兄が遺した種から花の力に目覚めていく。 「銃にもナイフにも勝てる力で、邪魔なギャングをぶっ飛ばして、私はお金持ちになってやるわ」 ギャングを憎んでいたはずの女が、最高のギャングになる物語。 戦場で大切なものを失った男が、もう一度誰かを守ろうとする物語。 成り上がりたいガートルードと、贖いたいルアン。動機の違うふたりが、同じ花の力を手に、理不尽だらけの裏社会を駆け上がる。 禁酒法時代のアメリカを舞台に贈る、痛快ノワール・アクション。

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小説を読もう2026/07/02
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