あらすじ

俺は「勇」という漢字が嫌いだ。 両親は「勇気のある人になってほしい」と願いを込めて俺に勇斗と名付けた。 そして小学生の頃は何にも恐れず元気な子供だった。 だが、高校生となった今はあまり目立ちたくない。言われたことをただこなす程度でいいと思ってしまう。別に小学生の頃に憧れているわけではないが、あの頃の気楽さはどこか羨ましく感じる。 それなのに、なぜ俺は今クラス委員に三学期連続立候補しているのだろうか。 誰も手をあげない中、毎回声を上げるのは他の誰でもない俺だ。そして声を上げた理由は 『何かに背中を押されたような気がした』 という曖昧なものだ。 そんな違和感を抱いていたある日、クラス委員の仕事を通して俺はクラスメイトと関わることになる。 名前は人を作るのか。 それとも、自分を決めるのは自分なのか。 これは、自分で選ぶことを諦めかけた俺が、自分の人生を取り戻す物語だ。

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カクヨム
カクヨム2026/07/02
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