あらすじ
「あの人に挨拶しちゃダメ。女を体目的でしか見てないネオン街の住人なんだから」
大手商社・株式会社ディアフォロスの地下、埃っぽい文書管理室。
隠岐偽明(おき よしあき)は、同僚から「お触り禁止の窓際社員」として蔑まれていた。
だが、彼らは知らない。
偽明の腕に輝く時計が、数千万円の超高級品『フィニストリーニ』であることを。
彼が住む場所が、営業部長がローンに苦しむ湾岸の高級タワーマンションであることを。
そして――彼が深夜、ダークウェブを通じて、あらゆる病や傷を癒やす『魔法のポーション』を数千万円で売り捌く、正体不明の密売人であることを。
これは、最強のパトロンである会長と、辣腕の美人税理士に守られながら、現代社会の裏側で「人助け」と「荒稼ぎ」を両立する男の物語。
※ポーション製造の副作用により、毎週金曜日は「必要経費」として高級スパに通う必要がありますが、あくまでマイルドな表現に留めております。
※本作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは関係ありません