あらすじ
地水火風。それがこの世を構成する物質。それらを司る精霊、その存在を自在に統御するのが彼ら精霊術師だった。彼らの役目は世の理を乱し、現世に干渉する妖魔を討滅することだ。
中でも日柳火夜《くさなぎ かや》は炎の精霊を操る炎術師の中でも秀でた才能と圧倒的な力を誇り、蒼天という異名をつけられた。
最強。それは彼女のことを指し示すのだろう。
「あんなデカイ妖気を持ってる奴に勝てっこねーって。さっさとずらかろーぜ」
「当たり前のように風で妖気を遮ってる奴が言う台詞じゃないわね」
……彼はその付き人である。