あらすじ

「ソラーラ・カムリ! お前との婚約を破棄する!」

舞踏会の場で、王太子アクトロスから突然告げられた婚約破棄。

けれど子爵令嬢ソラーラにとって、それはむしろ歓迎すべき知らせだった。
なぜなら彼女が欲しかったのは王太子妃の座ではなく、無限魔導図書館の司書として本に囲まれて生きる日々だったから。

しかし、王太子は続けて言い放つ。

「司書の職も解任する。新しい聖女サヴィに任せる」

それだけは困ります。

無限魔導図書館は、ただの本の倉庫ではない。
本は勝手に増え、棚は動き、奥へ進めば利用者は迷子になる。
司書がいなければ、そこは一瞬で迷宮と化す危険な魔導図書館だった。

けれど引き継ぎは不要と言われ、追い出されたソラーラは考えた。

図書館から出ていけとは言われていない、と。

こうして彼女は図書館の奥にこっそり住み着き、紅茶と焼き菓子と人をダメにするクッションを持ち込んで、閉館後の自堕落生活を満喫することに。

一方、新司書に任命されたサヴィは初日から大混乱。
利用者は迷子になり、禁書は暴走し、王太子まで二分で道に迷う始末。

やがてソラーラは正式に司書へ復帰し、サヴィは彼女を「お姉様」と慕う司書見習いに。
本を守り、利用者を導き、迷子を救いながら、無限魔導図書館の日常は今日も騒がしく動き出す。

婚約破棄は歓迎です。
王太子妃には戻りません。
でも、司書解任だけは困ります。

本好き令嬢と成長する聖女、少しずつ反省する王太子が織りなす、図書館お仕事ファンタジーコメディ。

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アルファポリス
アルファポリス2026/07/02
  • 現在の作品婚約破棄は歓迎ですが、司書解任は困ります ~追放された司書令嬢、図書館に住み着いたら天職でした~