あらすじ

学校では目立たない、いわゆる「モブ」な男子高校生・水瀬碧(みなせ あおい)。 そんな彼がネットの片隅でひっそりと書いていた感動系小説『君が忘れた夏を、僕だけが覚えている』は、ある一人の女性の運命を狂わせてしまう。 彼女の名は、白河詩織(23歳)。大手出版社の新進気鋭にして、冷静沈着なバリキャリ眼鏡編集者。 「今の市場に足りないのは、この本物の感情です!」 周囲の反対を押し切り、圧倒的な社内政治力で碧に『編集部特別賞』をもぎ取ってきた彼女は、初対面の喫茶店で、完璧なビジネススマイルの裏にある「素顔」を覗かせる。 「……正直に申し上げます。オフィスで何度泣かされたか分かりません。本当に、素晴らしい物語をありがとうございます」 仕事中はカチッとしたスーツに身を包み、完璧な「大人」として接してくる詩織さん。だけど、碧が紡ぐ切ない言葉や、等身大のピュアな感性に触れるたび、彼女の鉄壁の余裕はガラガラと崩れ去り、眼鏡の奥の瞳を潤ませてしまう。 子供扱いされたくなくて背伸びをする17歳の少年作家と、プロとして理性を保ちたいのに、彼の紡ぐ世界(と彼自身)のファン第1号として公私混同寸前な23歳の美人編集者。 「先生のせいで、また泣いちゃったじゃないですか……責任、取ってくださいね?」 「担当と作家」の境界線(建前)の上で行き来する、もどかしくて、静かに熱い、淡色の年の差ラブコメディ、開幕!

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/01
  • 現在の作品「先生のせいで、また泣いちゃったじゃないですか!」〜鉄壁の眼鏡編集者は高校生作家に懐かれたい〜』