あらすじ
高校2年生の高木優也は、大学生と高校生が混在するオカルトサークル「オカルト探検部」に興味を持ち、入部する。
入部初日、部長の前島武明は、イギリスに存在するとされる“霊館”――通称ガイスト館への訪問を提案する。そこは幽霊が出現すると噂され、さらに「サークルコールゲームを行うと失踪者が出る」という都市伝説が語り継がれている場所だった。
一見すると危険な話だったが、誰もそれを深くは疑わなかった。
一行はガイスト館へと向かう。
館に到着した彼らは、当初こそ観光気分で探索を楽しんでいた。
しかし、何も起きない時間の方が長くなるにつれ、その静けさが次第に不自然なものに感じられていく。
その夜、メンバーの一人・前島武昭が「せっかくだし、サークルコールゲームをやろう」と提案する。
誰もがただの噂だと考えていた。
だが、ゲームを開始した瞬間から、何かが崩れ始める。
さっきまで確かにいたはずの人物が、最初から存在していなかったように思えてくる。
説明のつかない“違和感”だけが、その場に残る。
さらに、誰かの肩が何度も叩かれる。
しかし、それを見た者はいない。
翌朝、12人は朝食の席に集まる。
だが、その中に“数が合わない”気配がある。
そして、そのうちの一人が忽然と姿を消していた。
それを皮切りに、失踪・殺人は連鎖的に発生していく。
ただし、何が起きているのかを正確に言い切れる者はいない。
誰かがいないのか、最初からいなかったのか、その境界は曖昧になっていく。
そして優也の中に、ある違和感だけが残る。
果たして、連続失踪事件の真相とは何なのか。そして、ガイスト館に隠された秘密とは――。