あらすじ
衆議院議員・黒崎理人、三十二歳。
元財務省官僚として国家財政の中枢を知り、永田町では若き改革派として注目を集めていた。
しかし、彼が所属する政党は「身を切る改革」の名の下に、比例代表四十五議席削減を掲げる。
黒崎は反対した。
それは議員を減らす改革ではない。
民意を議席へ変える入口を狭める改革だからだ。
党内で孤立し、それでも信念を曲げなかった黒崎は離党を決断。
政策秘書・白石葵、政界の重鎮・桐生敬一、全国の地方議員や若手官僚、企業経営者、医療・教育・防衛の現場で働く人々と共に、新党**「日本国志会」**を結党する。
掲げる国家再建政策は、「リヒノミクス」。
行政改革による縦割り解消。
働く人の手取りを増やす減税。
国内投資を促す成長戦略。
AI・半導体・宇宙・防衛産業への国家投資。
そして、多様な民意を守る民主主義改革。
改革を掲げれば、既得権益は牙をむく。
財務省、族議員、大企業ロビー、外国勢力、メディア、そして党利党略に染まった政治家たち。
数字だけでは国は動かない。
理想だけでも国は救えない。
それでも黒崎理人は、一歩も引かない。
「この国の未来に、誰かが責任を取らなければならない。
それが、僕であっても構わない。」
国家を再起動するための、静かな革命が始まる。