あらすじ
戦争は、AIによって管理される時代になっていた。
人の死が少なくなり、その代わりに人の「感情」を理解できない兵器が増えていった。
超巨大統合国家――《連邦圏》。
複数の旧大国が統合されて出来た国。その中の海に囲まれた旧島国。その国の地下深くに、軍が存在を非公開にしている施設がある。
第9管理区――通称《墓場》。
そこには
・暴走した試作兵器
・使用が禁止された戦術AI
・人格を宿した戦闘機
・戦闘を拒絶した兵装
など、俗に言う”失敗作”が封印されていた。
軍の整備士であった青年、久城レン。
彼はある事故に立ち会ったことをきっかけに《墓場》へと左遷される。
そこで彼は知っていく。
兵器には、開発者たちの「願い」が込められていることを。
そして自分が、その声を聴けることを――。
これは、戦争に向かなかった兵器たちとその声を拾ってしまった整備士の物語。