あらすじ
最強の自宅警備員、その名は佐藤太郎。
元ブラック企業勤め、現在無職。
実家に引きこもって数年。
趣味はネットサーフィン、ゲーム、アニメ、匿名掲示板の巡回。
そんな冴えない中年男・佐藤太郎(39)の仕事は、今日も自宅を守ること。
…とはいえ、実際にやっていることは、
インターホンが鳴って硬直する
ゴミ出しを命がけの任務として遂行する
匿名掲示板でどうでもいいレスバに魂を燃やす
コンビニ店員にエナジードリンクを覚えられて勝手にダメージを受ける
など、極めてしょうもないことばかり。
だが本人は至って本気である。
そしてなぜか、家の中の探し物や小さなトラブルにだけは妙に強い。
口うるさい母、遠慮ゼロの妹、最初は警戒していた姪っ子。
少しずつ騒がしくなっていく生活の中で、太郎は今日も“自宅警備員”として戦い続ける。
これは、社会には馴染めなかった男が、狭い生活圏の中でだけ妙に頼られたり頼られなかったりしながら生きる、実家暮らし日常コメディである。
今日も、佐藤家の平穏は俺が守る――たぶん。