あらすじ
世界は、もう終わりかけていた。
空に開いた異常領域《天孔》から、怪物《骸獣》が現れる世界。
人類はそれに対抗するため、過去の英傑たちの記憶《英骸記憶》を少女たちへ宿し、最前線へ送り出していた。
少女たちが通うのは戦闘を学ぶための学園、通称《七虹学園》。
そこでは虹の色で部隊が分けられ、日夜訓練や先頭に明け暮れていた。
その中でも第七部隊は、問題児ばかりを集めた落ちこぼれ部隊だった。
無愛想で危うい主人公:黒瀬夕璃。
正しさを貫こうとする副隊長:一条紅羽。
静かな笑顔の奥に危うさを隠した暗殺者:白峰詩乃。
誰かを救うことを諦めない治癒師:皇紫月。
未熟でも真っ直ぐさが武器の破壊神:九条琥珀。
まとまりなんてない。
信頼もまだ足りない。
それでも彼女たちは、旧第十三市街で起きた異常任務へ向かうことになる。
そこで夕璃たちを待っていたのは、ただの骸獣ではなかった。
人の形をした不気味な残滓。
意味ありげに表れる“祭祀種”の気配。
そして夕璃にだけ見え始める、謎の女の影。
戦うほど、少女たちは強くなる。
でも同時に、少しずつ壊れていく。
――これは、終わりかけた世界で滅びに抗う少女たちの物語である。