あらすじ
何の罪もない民間人を、犠牲にはさせない。
その想いを胸に、「光夜・戸畑 凛」は帝都の夜へ飛ぶ。
昭和二十年三月九日 夜。
それは、後に『東京大空襲』と呼ばれる史上最大の夜襲。
帝都を焼き尽くす未曾有の大空襲が迫っていた。
敗戦の色が濃くなる中、
帝都防空の切り札として開発された、
試作夜間戦闘機 「光夜」(こうや)
その機体に搭乗する戸畑 凛は、
仲間たちと共に激化する本土防空戦へ身を投じていく。
燃え落ちる街。失われていく命。
誰もが戦争の終わりを予感しながら、それでも空へ上がる。
圧倒的な敵勢力を前に、「光夜」は帝都を守り抜くことができるのか。
そして凛がその空の果てに見たものとは――
戦火に引き裂かれた時代を舞台に、
一人の少女と一機の戦闘機が紡ぐ、喪失と希望、そして再生の物語。