あらすじ

誰の記憶にも残らない――それが、わたしという女だった。 右手の痣を隠し、目立たず、波風を立てず。そうして生きてきたわたしに、ある日、誰もやりたがらない縁談が来た。 北の山嶺に棲む、呪われた竜。そのもとへ嫁ぐ、余り物の花嫁として。 竜は、おそばを離れれば、誰からも忘れられる呪いを受けていた。だから、誰も本気で彼を想わない。 けれど、わたしだけは、どうしても、彼を忘れられなかった。 そして竜もまた、ずっと、ひとりの娘を探していた――。

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小説を読もう2026/07/01
  • 現在の作品誰の記憶にも残らないわたしが、誰からも忘れられる竜のもとへ嫁ぎました