あらすじ
ーー翻る緋色に誘われて、世界は二人だけの蜜に染まるーー
平安の雅な雰囲気に、若すぎる2人の情熱を閉じ込めた全10首のハッピーエンド・ストーリー。
明治時代に渡来した現代の花「サルビア」。その和名「緋衣草(ひころもぐさ)」から着想を得て、まるで当時からそこに咲いていたかのような「緋衣の君」の物語として平安の世の物語に仕立て上げました。サルビア(緋衣草)の鮮烈な赤をモチーフに、恋に恋する策士な姫君と、その罠に全力で飛び込む殿方の、瑞々しくも狂おしい逢瀬を描いてみました。
二度繰り返される「緋色の袖」が、二人の距離をゼロにする……