あらすじ

広告代理店に勤める二十五歳、日向 芽衣(ひなた めい)の唯一の救いは、週末のデパ地下散策だった。 ある夜、力尽きるように倒れた芽衣が目を覚ますと、そこは発酵もバターも甘いものもない異世界。 けれど彼女には、誰かに食を届けるたび商品が増えていく、自分だけの百貨店〈メルシー百貨店〉という不思議なスキルが宿っていた。 溶けたバターがじゅわっと染みた、ほくほくのじゃがバター。 へたまで濃く色づいたツヤツヤの甘い苺。口の中で溶けて無くなるとろ〜り食感のプリン。 芽衣が届ける食は、俯いていた人たちの顔を次々と笑顔に変えていく。 やがてその香りは、儚げな美貌の魔術師団長 アルベールを引き寄せる。 涼しい表情が、美味しいものの前でだけとろけるようにほどけて——。 やさしい異世界デパ地下グルメ、開店です。

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小説を読もう2026/07/01
  • 現在の作品異世界転移したら、私だけのデパ地下を召喚できるようになりました