あらすじ

「──うん、いいよォ。いつまでも、どこまでも力を貸してあげるさ。お代はいつか、耳を揃えてちゃぁんと返してもらうから」 それが、嵐の先で仰いだ神の言葉だった。 神秘が今なお息づく時代。 絶海の孤島に生まれたリステリア王国第三王子、エディン。 世界最高の魔眼《蒼眼》を持つ彼は、その過分 な力ゆえに父王から「悪魔の子」と恐れられ、魔物の湧き出る処刑場【東塔】へ幽閉されていた。 飢餓と瘴気に苛まれ、生きるために魔物を喰らう日々。 それでもエディンは、《蒼眼》に映る人々の善性を信じ、いつか外の世界へ出ることを願い続けていた。 そしてある日。 自由奔放な冒険者イルクが塔の封印を破り、少 年を外の世界へ連れ出す。 仲間と出会い、迷宮へ潜り、剣を取り、初めて 自らの意志で進む道を選ぶエディン。 しかし、その旅はやがて彼を【勇者】の座と、 人と魔族が幾星霜にもわたり血を流し続ける大戦争 ――<魔人戦線>へ導いていく。 極東の資源国家『迷宮都市国家』。 超大陸に秩序を敷く宗教国家『聖教国』。 神々の思惑と、心強い仲間たち 赤い情熱の剣姫。 異邦の強化を振りまく商人の少女。 異形の治癒師。 すっとぼけた天才魔法師。 星に焼かれた凡才。 「──だから僕は、嵐を踏み越えてきたんだ」 冒険と友情。依存と信仰。神と王。 これは、歪んだ愛を注ぐ神の掌の上で、やがて神を食らい、人の王となる少年の物語。

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小説を読もう2026/07/01
  • 現在の作品アプレ・ラプルイの朝日〜聖剣と王冠と、ヤンヘラ女神の御名において〜