あらすじ
王宮の魔法具整備班で、魔力が極めて少ないことを理由に「無能」と蔑まれていた少女アリア。彼女は暗く湿った地下倉庫で、油にまみれながら王宮の魔法具の極小回路を一人で整備していたが、手柄はすべて強欲な班長に奪われ、周囲からは「地下のネズミ」と嘲笑されていた。ある日、班長から理不尽な足蹴を受け、クビを宣告されたアリアは、静かに王宮を去る。実は彼女の実家は、世界の金融と魔石流通を裏で支配する、決して怒らせてはいけない「最強の一族」だった。ボロボロになって帰還したアリアの姿を見た家族と、彼女を溺愛する幼馴染のユーリは静かにブチ切れ、王国を経済的に滅ぼす計画を始動し──。